★半数以上が英語はゲームで覚えたい(CNETJapan)
記事抜粋
>ゲーム機で利用する英語学習ソフトが数多く販売され、書店には英語の教材がずらりと並ぶ。英会話教室も多数存在する中、ネットユーザーにはどんなタイプの英語学習方法が人気なのだろうか。20代から40代を中心とする男女413名の回答を集計した。
英語の勉強をするとしたらどんな方法がいいかを複数回答形式で聞いたところ、
トップは「ゲーム」で49.6%。およそ2人に1人はゲームで英語を勉強したいと回答する人気ぶりだが、2位の「
英会話教室」も41.9%と高い支持を得ていた。インターネットを利用した「
eラーニング」は24.2%で3位で、4 位の「本(23.2%)」、5位の「DVD(19.1%)」、6位の「CD(18.4%)」といった1人で学べるものを上回った。
あったら欲しいと思う教材について複数回答形式で聞くと、トップは「
ネイティブに教わる」で、57.4%。次いで、「もともと英語が苦手だったが克服した人から学ぶ(30.0%)」、「
カリスマ講師もの(15.5%)」、「子供と一緒に学ぶ(13.8%)」といった順となった。「アニメ・萌え系もの」は全体では13.8%だが、20代では27.1%で3位に入り、萌え系教材を希望する声は少なくなかった。

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私もときどき英語でないと会話ができない状況に置かれるときがありますが、基本的に英語が話せません。
最近は、中国の方が英語で話しかけてくることもあり、日本人よりも中国の方の方が英語をマスターしている方が多い気がします。
ところで、英語を学ぶのに最適な方法はなにかと私が問われれば、なにかいい方法があるわけではなく、誰でも必要に迫られば嫌でも覚えられるというのが私の考えです。
日本に暮らしている私の場合は英語を覚える切羽詰った必要性に迫られていないため、あまり覚える気になりません。
英語圏の国に行ってそこで暮らさざるをえなくなれば、嫌でも覚えなければならなくなります。逆に、メジャーリーガーが日本に来ても、いつかアメリカに帰る気であればあまり日本語を覚えません。
いつか必ず日本に帰る気で、日本語を覚えなくても今後も生きていけるからです。ただ、それでもメジャーで活躍できていない3Aの選手が日本球界に来たら、日本でも野球を教わりたいという気で来日している人も多く、日本語をある程度覚える気でいるようです。
ところで、人間にとってどんなことがもっとも記憶できるかご存知でしょうか。つまり、どんなことであればすぐに覚えられるでしょうか。
脳の研究をされている学者の方が書いた本によれば、生命の関わることがもっとも記憶しやすいということです。
すなわち、これを覚えないと死んでしまう、生きていけないという事柄です。たとえば、山中に住んでいる人が「以前ここでクマに出会った」という経験をした場合、そこの記憶は忘れないということです。また、山に入ったら危うく崖から落ちそうになったという経験をしたら、そこの場所がどこにあるか忘れないということです。
ただ、人間の記憶というのは、わざとそんなに正確には記憶されないようにできているとのことです。
例えば、高校生が歴史(日本史・世界史問わない)を学んでも、人間の脳はわざとあやふやに記憶するということです。鎌倉幕府が何年にできたか覚えても、だいたい1100年代から1200年代という知識として記憶されるそうです(だから「いい国作ろう鎌倉幕府」という語呂合わせが有効になる)。
なぜそうなるか。
それは、先ほどのクマの例で言いますと、クマがでる場所というのはかなり限定されます。田んぼの中や人の集落にはあまり出没しません。
山の中で、しかもあまり人が来ないところに出没します。にもかかわらず、実際にクマに出会った場所だけ記憶していたら、同じ山中にでかけてクマに出会い襲われて命を落とすことにもなりかねないのです。
だから、人間の脳(に限らずおそらく一定の脳をもった生き物全般)は、「だいたいこういうような場所でクマに出会った」というような記憶のされ方をするのです。
川の近くでクマに出会ったら、人里離れた山中の川付近は危ないという記憶のされ方をするのです。
山中の崖の場合も同様で、以前は霧が出たところで崖に落ちそうになったら、次からは霧がでたとところではその先に進んではならないという記憶のされ方をします。
そうやって、自分の生命を守っているのです。
これを冒頭の英語の例に置きかえて考えると、生命に関わらない状況では英語を学んでもなかなか記憶として定着しないことになります。
ただ、異国の地で英語を覚えないと食べ物すら買えないという状況に置かれたら、嫌でも英語を覚えることになります。
逆にいいますと、私のように英語を覚えなくても十分生きていける人はなかなか英語は覚えられません。