【意味】
春の夜(よ)は
寝心地がよく 目が覚めず
朝と気づかず つい朝寝坊
【ひとこと解説】
このことわざの意味は要するに、春の夜は寝ていて気持ちがいいので夜が明けてもそれに気づかず、ついつい寝過ごしてしまうということです。
「暁」とは夜が明けようとする時、つまり朝にちょうど太陽が出掛かっている頃という意味になります。また、「覚えず」とは朝と気づかずに目が覚めないという意味で用いられているようです。
中国の唐の時代の有名な詩人である孟浩然が残したもののうち、日本では特にこの部分が有名とされています。
ただ、私の場合、朝起きれないのはむしろ真冬です。ベットの外は寒いのでなかなか布団から出たくないと思ってしまいます。と申しますか、非常に多くの方がそうだと思います。
また、春になると、昼間(特に昼食後)のほうが眠くなりませんか。ポカポカして、つい居眠りしたくなります。頭がぼ~っとしてきて、むしろ軽く昼寝をしたほうが頭がシャキッとします。
このように「春眠暁を覚えず」の意味と現代の日本の季節や国民の感覚が合わなくなっているためか、この「春眠暁を覚えず」は最近違った用法で使う方が多いようです。
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