2009年3月3日火曜日

「君子豹変す」とは

【意味】
あやまちを 
  素直に認め 改める 
優れた人は 気づいてすぐに

【ひとこと解説】
麻生総理定額給付金を受け取ることを認めました。それまでは、受け取らないと発言したり、わからないと発言したりと、これを受けてマスコミは麻生首相の発言が「ブレ」る代表例として受け止められていました。

今回、麻生総理が定額給付金を受け取ることを認めたことで、新聞の中には「君子豹変」という文字が躍っていました。
この故事成語はもともと上記のように「君子」すなわち学識のある人、徳のある人は自分の過ちに気づきすぐ改めるという意味です。

しかし、現在ではこの「豹変」という言葉に重きを置き、「変わり身が早い、ずる賢く態度を変える」という意味で用いられることも多いようです。

上記新聞は、後者の意味で「君子豹変す」を用いているようです。

ちなみに、「豹変」という言葉は虎やライオンのような動物が「豹」に変化するのではなく、「豹の毛が抜け変ってその斑紋が鮮やかになる」という点からいい意味でも悪い意味でも用いても構わないようです。

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