2009年4月16日木曜日

おもしろき こともなき世を おもしろく

「おもしろき こともなき世を おもしろく」

これは高杉晋作が詠んだ時世の句(上の句)です。今週某テレビ東京の番組をみていてこの句がでてきたのですが、その数日後に本を読んでいたらここでもこの句がでてきました。

多くの方も経験されたことがあると思いますが、短い期間内になぜか同じ言葉に巡り合うことが年に何回かあります。
なぜだろうと常々思っていましたが、普段なら気の留めることなく読み飛ばした言葉であっても、一度印象に残った言葉は以後知らないうちに自分でアンテナを張って文章を読むようになるようです。だから、以後は読み飛ばすことなく、その言葉に気づくことができるのではないかと思います。


ところで、この高杉晋作のことばとは直接の関係ないですが、世の中で成功した部類の人間の中にはいくつかの共通点があるようです。

そのひとつは、成功する人は「仕事を遊びにしている」ことがとても多いです。

その代表格が楽天の創業者である三木谷浩史です。その著書「成功のコンセプト」65ページにこうあります。
「ビジネスで成功するかどうかの鍵は、結局のところ、仕事を人生最大の遊びにできるかどうかだ」

また、私が非常に影響を受けた本多静六元東京帝大教授は、「職業の道楽化」を勧めていました。

職業を遊びにするというのは不謹慎なことかもしれませんが、どうやら仕事で成功する人はものすごく楽しんで仕事をしている方が非常に多いものと思われます。
仕事が楽しければ自分から進んで仕事しますし、残業や徹夜も厭わないはずです。

男性の中には無趣味の方が多くいます。趣味を楽しむよりも仕事で楽しめればあえて趣味はいらないのかもしれません。日本電産永守重信社長は1年365日の中でたしか元旦の半日以外休みがないそうです。
仕事にやりがいを感じ楽しいと感じられればあえて休みもいらないようです。

2 件のコメント:

  1. 下の句は病床の高杉を看病していた野村望東尼が「すみなすものは心なりけり」とつけたと言われている。
     司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」での臨終シーンでは、この下の句のあとに「おもしろいのう」といって逝ったことになっている。
     人生の最後に「ああおもしろかった!」といえる器が欲しいものだ。

     仕事は趣味?それとも娯楽?いいことも悪いことも含めて生きてる証拠!ホント仕事は楽しいな!

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  2. koytyさま

    このブログはコメントが来ても全然気づかないのが難点です。

    高杉晋作も若くしてこの世を去っていますね。

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