【意味】
その土地の
生鮮食品 魚介類
とれた地元で みんなで消費
【ひとこと解説】
「地元生産 地元消費」の略。
この言葉は4文字で構成されていますが、さすがに四字熟語といえるものではなく、最近流行りのキーワードといったような慣用句です。そのため、分類も「今週の四字熟語」ではなく「その他慣用句」のほうに分類しています。
さて、この「地産地消」ですが、その目的は
(1)その地方の住民に対して地元食材を紹介し、地元のよさを再認識してもらう
(2)生産者を明らかにすることで食に対する安心・安全につなげる
(3)郷土の食材を使った料理を学校給食に取り入れることにより、食育につなげる
(4)そしてなにより新鮮な野菜・果物・魚介類を新鮮なまま消費者に提供できる
という点が考えられます(参照:現代用語の基礎知識2008)。
また最近では、
(5)「地産地消」をうたうことで、新鮮食材を使った郷土料理を提供するレストランその他の料理屋が客を呼び込む目玉にしている点も見逃せません。
山あいの高級旅館に泊まってなぜかいつもまぐろの刺身がでてくるよりも、海辺の旅館なら新鮮な鯵の刺身がでてきた方がうれしい気がします。
また、春ならタケノコ、秋ならきのこ類といったように季節に合わせた料理を地元で揃えるほうがもっとうれしい気がします。
今は全国どこにいっても同じようなチェーン系レストランがありますが、やはり本物の「地産地消」をうたう料理を出す店にはかないません。
ただ、この「地産地消」を売り文句にして、観光地価格(観光客目当ての高い価格)で料理を出す店もあるようです。この点は、十分気をつけなければなりません。
なお、最近は「地産地消」だけでなく「地食同源」をうたう店も出始めています。
つまり、地元の食材を食べたほうが体にいいという考え方です。
*この「地食同源」というのは「医食同源」からヒントを得た「オフィス四季茶寮」の造語です。著作権にお気をつけください。
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