2009年2月9日月曜日

「漢検資格」内申点加算対象から除外、都内の高校が検討

★「漢検資格」内申点加算対象から除外、都内の高校が検討(読売)

記事抜粋
>財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市下京区、大久保昇理事長)が文科省の立ち入り検査を受ける事態となる中、漢検の成績を推薦入試の試験点数に加算している高校では、入試方法の見直しを検討する動きが出ている。

 日本大学第一高校(東京都墨田区)では、漢検や英検などで準2級以上の資格を持つ受験生について、推薦入試の内申点を2点加算している。今年行われた入試では、この加算制度を用いたが、次年度以降の推薦入試では、漢検を加算対象から外すことも検討するという。
 同高の滝田昌彦・入試委員長は、「団体にこれほど問題があると、検定自体の権威が失われてしまうし、イメージの問題もある。生徒自身が(取得した資格を)胸を張って言えなくなるような検定を入試に採用し続けていいのか疑問だ」と厳しい口調で話す。

 推薦入試で3級以上は2点、4級以上は1点を内申点に加算している東京学園高校(目黒区)でも、漢検を巡る問題が担当者の間で度々話題になった。同高の入試担当者は「漢字の能力を測るという検定自体には今も問題がないと思っているが、バックボーンの団体はまずい。今年の入試の反省点となるかもしれない」と話している。

参考ニュース:漢検協会、ファミリー企業に66億円業務委託 3年間で(朝日)

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以前このブログでも取り上げたことのある漢検協会が儲けすぎているというニュースですが、日に日に多くのメディアが取り上げるようになり、問題点を指摘する報道が増えてきています。その影響で、漢検資格で内申点に上乗せをしていた学校が上乗せの見直しを検討しだしたということです。

漢検をこれまで受験してきた子どもさんたちは、内申点がよくなるからという理由だけで漢検を受けてきたわけではないと思います。ただそれでも、お子さんたちの努力とは関係ないところで、保有資格に傷がつくのは納得がいかないと感じる方もいるはずです。

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