新漢検 10月に初検定 元高校教諭ら組織 (ヤフーニュース)
>前理事長親子が背任罪で起訴された「日本漢字能力検定協会」(京都市)に対抗し、兵庫県の高校教諭OBらでつくる「日本漢字習熟度検定機構」(東京都千代田区)が10月から、「新漢検」の通称で漢字の習熟度検定を始める。同機構は「プロ野球のセ・パ両リーグのように、漢字検定も競争した方が質の高い出題やサービスの提供ができる」とアピールしている。
新漢検は漢字の書き取りに重点を置き、選択肢から答えを選ぶ問題は最小限にする。
難易度によるランクは▽入門▽初級▽中級▽上級▽別格(師範コース)--の五つで、正答率8割以上で合格。将来は漢検と並ぶ100万人規模の検定を目指すという。
同機構理事長の松浦潔・元兵庫県立芦屋高校校長(75)は「コンピューターに依存しがちな現代に、漢字が正しく書けるような検定にしたい。利益至上主義とは一線を画す」と話す。
新漢検の級別教本は7月中旬に全国の主要書店で発売、8月からコンビニエンスストアなどで受検申し込みを受け付ける。検定料は▽入門・初級1200円▽中級1500円▽上級4000円▽別格6000円。問い合わせは同機構(03・5256・6101)。
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最近は、テレビのクイズ番組などでも日常使わない難しい漢字の読みを答えさせる問題があります。
しかし、コンピュータ全盛の時代に日常使わない難しい漢字の読みができて何の意味があるのか疑問を感じることがあります。
難しい漢字を読める人も読めるということだけを自慢するだけで終わる人も多く、役立つ「知識」になっていない人も少なからずいる気がします。
また、難しい表現を知っている物書きの方もいますが、そういう方はえてして自分の文才に酔った文章を書く人が多く、一方的な価値観で読者無視の人もいます。そういう文章を書く人の文章は読んでいてとても疲れ、結局はその本は読まずに古本屋行きになります。
最近、テレビの教養番組では池上彰さんがよく起用されます。
それは、この方が難しいことをだれでも理解できるような平易な表現で言葉にできるからです。
難しい漢字を読めるよりも、難しいことをいかに優しい表現で言葉にできるか、時代が求めるのはそんな人ではないでしょうか。
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