最適化・・・。
私はこの言葉にとても違和感を持っています。最近よく聞く言葉ですから、聞くうちに徐々に慣れてきて違和感がなくなるのが通常ですが、今でもなんでこのような言葉が存在するのだろうと思っています。
そもそも「最適化する」ではなく、「最適にする」「最適な状態にする」でいいはずです。
ではこの言葉はどこから生まれたのでしょう。ということで、ちょっと調べてみました。
まず言えることは、この「最適化」という言葉は広辞苑などの国語辞典に載っている言葉ではないということです。
かろうじてカタカナ語辞典やパソコン用語辞典に載っています。
意味は、「パソコンやOSなどの実行環境に応じて、最大の処理能力を発揮できるようにプログラムやデータの形式を調整すること」だそうです。
ここからひとつ言えることは、この言葉はやはりパソコン用語であるということ。
とともに、よく調べてみると、この言葉はoptimaizeの訳語のようです。
パソコンやコンピュータに強い方はコンピュータ言語には強いものの、日本語という言語には無頓着らしく、なんでもかんでも「○○化」という言葉に訳したり新たな言葉を作るようです。
例えば「ガラパゴス化」とか。
名詞に「化」をつければその名詞のような状態にする言葉になったような気分になります。そのため「ガラパゴスのような状態にする」「ガラパゴスのような状態になっている」という言葉を表すために「ガラパゴス化」という言葉が生まれたのでしょう。
でも、「最適にする」はそのまま「最適にする」や「最適な状態にする」で足りるはずで、あえて「最適化する」といわないでいいはずです。
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